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Windows 11 KB5124010公開 - Copilotキーを右Ctrlに再割り当て可能に、24H2最後のプレビュー更新を正直に整理

Microsoftは2026年9月22日、Windows 11向けの非セキュリティプレビュー更新プログラムKB5124010を公開した。セキュリティ修正のみを含む月例更新とは違い、Windows Updateの「オプションの更新プログラム」を手動でオンにしたユーザーだけに配信される、いわば新機能の先行お披露目という位置づけの更新だ。目玉はCopilotキーの再割り当て機能で、専用キーを持て余していた人にとっては待望の変更と言える。デスクトップの細部を自分好みに整えるという意味では、 ライブ壁紙で背景をカスタマイズする話 と近い話題でもある。ここでは公開日やビルド番号といった確定情報から、Copilotキーの具体的な設定方法、そしてGloomiaユーザーが気にすべき点まで正直に整理していく。

KB5124010とは何か - 公開日とビルド番号

KB5124010は2026年9月22日に公開された。Windows 11バージョン25H2はOSビルド26200.9550、バージョン24H2はOSビルド26100.9550になる。今回の更新は「Cリリース」と呼ばれる任意のプレビュー更新で、セキュリティ修正は含まれていない。毎月第2火曜日(日本時間では水曜)に配信される正式なセキュリティ更新とは異なり、翌月の月例更新に向けた機能や修正を先行して試せる位置づけの配信だ。報道によれば、今回のKB5124010には全体で46件の変更・修正が含まれているという。

目玉はCopilotキーの再割り当て - 右Ctrlかコンテキストメニューに

今回のアップデートで最も注目されているのが、Copilotキーの再割り当て機能だ。設定の「Bluetoothとデバイス」→「キーボード」から、Copilotキーを右Ctrlキーまたはコンテキストメニューキーとして動作させる設定が新たに追加された。Copilotキーは2024年以降に発売された多くのWindows 11搭載PCのキーボードに標準搭載されているが、Copilotそのものを使わない人にとっては、押しても意味のないキーが場所を占めているだけという状態だった。この機能によって、右Ctrlキーが存在しないコンパクトなキーボードのユーザーや、コンテキストメニューキーに依存するショートカット・スクリーンリーダーなどのアクセシビリティ機能を使う人にとって、実用的な選択肢が増えたことになる。

ただし注意点もある。Copilotキーを右Ctrlに割り当てると、右Ctrl+Winや右Ctrl+Shiftといった組み合わせのショートカットキーは通常通りには機能しなくなる。そうした組み合わせ操作は、これまで通り左Ctrl側で行うことが推奨されている。キーボードの物理的な配置そのものは変わらないが、デスクトップを自分の使い方に合わせて細かく調整できるという発想は、 複数モニター環境の設定を見直す話 にも通じるところがある。

View wallpaper
基板の配線がゆっくりと明滅していくPCB Glow。ハードウェアのキー1つの役割が設定次第で変わっていく今回の話と、静かに重ねてみたい一枚だ。

そのほかの変更点 - タッチパッド、エクスプローラー、回復環境まで

KB5124010に含まれる変更はCopilotキーだけではない。設定の「アクセシビリティ」→「視覚効果」には、アプリを起動した際に自動的にウィンドウを最大化する新しいトグルが追加された。毎回ウィンドウを手動で最大化している人には地味ながら便利な変更だ。精密タッチパッドを搭載したノートPCでは、「Bluetoothとデバイス」→「タッチパッド」から利用できるジェスチャー操作も追加されている。

絵文字ではEmoji 17.0への対応が加わり、新しい絵文字のほか、既存の絵文字も他プラットフォームとの見た目の統一性を高めるためにデザインが調整された。実用面では、インターネットからダウンロードしたファイルをエクスプローラーでプレビュー表示する際の余白や行間が整理され、見た目がすっきりした。回復環境(WinRE)では、メインのWindows環境側にすでに保存されているWi-Fiプロファイル(証明書ベースのネットワークを含む)を自動的に再利用できるようになり、トラブル発生時にもネットワークへ接続しやすくなっている。OneDriveの設定には、対象ユーザー向けにカメラロールの写真を自動バックアップする項目も追加された。

View Terminal
コマンドが打ち込まれ出力が流れていくTerminal。細かな設定変更が積み重なっていくWindows Updateの雰囲気とどこか重なる一枚だ。

バージョン24H2にとって「最後のプレビュー」という重み

今回のKB5124010には、もう一つ見過ごせない意味がある。Windows 11バージョン24H2のHome・Proエディションは2026年10月13日にサポート終了を迎える予定で、KB5124010はそれに先立つ、24H2向けの最後の非セキュリティプレビュー更新なのだ。サポート終了後も月例のセキュリティ更新自体は一定期間提供されるが、今回のような新機能を含むプレビュー更新を今後も試したい場合は、25H2など新しいバージョンへの更新が事実上必須になる。まだ24H2を使っている人にとっては、そろそろバージョンアップの計画を立てておきたいタイミングと言えるだろう。

2026年8月の月例更新を整理した記事 でも触れたように、Windowsのアップデートは毎月のように何かしらの変更を運んでくる。今回のCopilotキー再割り当てのように歓迎される機能もあれば、後述するような不具合が紛れ込むこともある。任意のプレビュー更新は、そうした変化を一足先に眺めておくための窓のようなものだ。

GloomiaユーザーがWindows Updateで気にすべきポイント

大型のアップデートのたびに気になるのが、ライブ壁紙アプリへの影響だ。現時点でKB5124010がGloomiaの表示や再生に問題を起こしているという報告は確認されていない。とはいえ、 2026年8月のKB5120998でデスクトップ背景が真っ黒になった不具合とKB5124008による修正を整理した記事 でも紹介した通り、Windows Updateがデスクトップの背景表示に予期しない影響を与えることは実際に起きている。Gloomiaのようなライブ壁紙アプリは、OS標準の壁紙表示の仕組みに依存する部分があるため、大型の更新を適用した直後には一度デスクトップを確認しておくと安心だ。

今回追加された「アプリの起動時最大化」の設定も、ウィンドウの表示状態が変わるという意味では注意しておきたい変更の一つだ。Gloomiaはフルスクリーンのアプリが前面にある間、自動的にライブ壁紙の描画を止める仕組みになっているため、 ライブ壁紙が止まる・再生されないときのトラブルシューティング記事 で紹介している内容と合わせて把握しておくと、挙動の変化に気づいたときにも落ち着いて対処できるはずだ。

View Command Center
HUD風のパネルが並ぶCommand Center。キー1つ、設定1つを自分の使い方に合わせて組み替えていく今回のアップデートの雰囲気と相性がいい一枚だ。

導入する前に確認しておきたいこと

KB5124010はあくまで任意のプレビュー更新であり、初期状態のWindows Updateでは自動的には配信されない。試したい場合は、設定の「Windows Update」→「詳細オプション」から「利用可能な最新の更新プログラムを入手する」をオンにしたうえで確認を行う必要がある。急いで導入する理由がない限り、10月以降の月例更新でより安定した形で機能が展開されるのを待つという選択も十分にありだ。Copilotキーを普段まったく使っていない人ほど、この機会に右Ctrlやコンテキストメニューとしての再割り当てを検討してみる価値はあるだろう。

まとめ

2026年9月22日に公開されたKB5124010は、Copilotキーの再割り当てという実用的な機能を中心に、アプリの起動時最大化やタッチパッドジェスチャーの追加、Emoji 17.0対応など46件の変更を含む任意のプレビュー更新だ。バージョン24H2にとっては最後の非セキュリティプレビューという節目でもあり、10月13日のサポート終了を控えたタイミングでもある。Gloomiaへの影響は現時点で報告されていないが、大型の更新を適用した後はデスクトップの表示を一度確認しておく習慣をつけておくと安心だ。キー1つの役割から選べるようになったように、デスクトップの細部を自分の使い方に合わせて整えていく楽しみ方を、この機会に見直してみてほしい。

よくある質問

KB5124010はいつ公開され、対象のWindows 11バージョンは何ですか。

2026年9月22日に公開された、セキュリティ修正を含まない任意のプレビュー更新プログラムです。Windows 11バージョン25H2はOSビルド26200.9550に、バージョン24H2はOSビルド26100.9550になります。設定の「Windows Update」から手動でオンにしないと配信されない、いわゆる「Cリリース」の更新です。

Copilotキーの再割り当てでは具体的に何ができますか。

設定の「Bluetoothとデバイス」→「キーボード」から、Copilotキーを右Ctrlキーまたはコンテキストメニューキーとして動作させる設定が追加されました。ただし右Ctrlに割り当てると、右Ctrl+Winや右Ctrl+Shiftのような組み合わせショートカットは通常通り機能しなくなるため、そうした操作は左Ctrl側で行うことが推奨されています。

バージョン24H2にとって「最後のプレビュー更新」とはどういう意味ですか。

Windows 11バージョン24H2のHome・Proエディションは2026年10月13日にサポート終了を迎えます。KB5124010はそれに先立つ最後の非セキュリティプレビュー更新で、以降は月例のセキュリティ更新のみが提供されます。新機能を含むプレビュー更新を今後も受け取りたい場合は、25H2など新しいバージョンへの更新が必要です。

このプレビュー更新はすぐに入れるべきですか。

急いで入れる必要はありません。KB5124010は品質検証中の任意更新で、正式な機能は10月以降の月例更新でより安定した形で全ユーザーに展開されるのが通例です。新機能を早く試したい人以外は、Windows Updateの「オプションの更新プログラム」を手動でオンにしない限り自動では配信されないため、そのままにしておいても問題はありません。

このアップデートはGloomiaのライブ壁紙に影響しますか。

現時点でGloomiaの表示や再生に影響するという報告は確認されていません。ただし2026年8月のKB5120998では壁紙が真っ黒になる不具合が発生した前例もあるため、大型の更新を適用した直後はデスクトップの表示を一度確認する習慣をつけておくと安心です。

Copilotキー以外にはどんな変更が含まれていますか。

アプリを起動時に自動で最大化できるアクセシビリティ設定、精密タッチパッド向けの追加ジェスチャー、Emoji 17.0への対応、インターネットからダウンロードしたファイルのエクスプローラーのプレビュー表示の改善、回復環境(WinRE)がメインOS側のWi-Fiプロファイルを自動的に再利用できる機能、OneDriveへのカメラロールバックアップなど、合わせて46件の変更・修正が含まれています。

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