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自作の3DモデルをデスクトップにVRoidアバターや3Dプリント用モデルを飾る「3D Model」壁紙ガイド

VRoid Studioでオリジナルのアバターを作り込んだり、ゲーム制作で使った3Dアセットを手元に残したり、3Dプリンターで出力するためにモデリングソフトと格闘したり。日本には個人が3Dモデルを自分の手で作る文化がかなり根強く根付いている。せっかく時間をかけて作ったモデルなら、フォルダの中に眠らせておくのではなく、毎日見るデスクトップに置いておきたいと考える人も多いはずだ。

Gloomiaの「3D Model」というライブ壁紙は、まさにそのためにある。自分の.glbまたは.gltfファイルをアップロードすると、デスクトップの中央でモデルがゆっくり回転しながら表示される。この記事では、3D Modelでできることの詳細に加えて、VRoidやVRMで作ったアバターをそのまま使えるのか、使えない場合はどうすればいいのかという、日本語圏のユーザーが実際につまずきやすいポイントを整理していく。

3D Modelというライブ壁紙でできること

3D Modelは、アップロードした.glbまたは.gltfファイルをデスクトップの中央に表示し、ライティングを当てながらゆっくり回転させ続けるライブ壁紙だ。モデルは自動的にフレーミングされるため、大きなモデルでも小さなモデルでもサイズを気にせずうまく画面に収まる。回転軸と回転速度は選択でき、ライティングは暖色系から寒色系まで好みの雰囲気に調整可能。さらに、モデルの下にうっすらとしたグリッドを表示したり、表示をワイヤーフレームに切り替えたりすることもできる。モデルをまだ選択していない状態では、プレースホルダーが表示される仕組みになっている。

View 3D Model
自分の.glb/.gltfモデルをアップロードすると、デスクトップの中央でライティング付きでゆっくり回転する。

導入自体はシンプルで、アカウント登録やログインは一切不要。まだ試したことがない場合は、セットアップガイドを先に確認しておくと、ライブ壁紙全体の基本的な流れがつかみやすい。

対応しているファイル形式:.glbと.gltf

3D Modelが受け付けるのは.glbまたは.gltf形式のファイルだ。glTFはWeb向けの3Dモデル配信を目的に策定されたオープンなフォーマットで、glbはそのglTFのデータとテクスチャ、メッシュ情報を1つのバイナリファイルにまとめたものと考えるとわかりやすい。Blenderやゲームエンジンなど、多くの3D制作ツールがglTF/glbへの書き出しに標準対応しているため、既にBlenderなどでモデルを作っている人であれば、そのままエクスポートするだけで3D Modelに読み込める可能性が高い。

問題になりやすいのは、VRoidやVRMを中心に活動している人たちだ。VRoid StudioやVRM系のツールがネイティブに書き出すファイル形式は.glbや.gltfではなく.vrmであり、そのままでは3D Modelにアップロードできない場合がある。次の項目で、なぜそうなるのか、どう対処すればいいのかを詳しく見ていく。

VRoid/VRMのアバターを飾るには変換が必要になることがある

VRoid Studioで作成したキャラクターは、標準的には.vrmファイルとして書き出される。VRMはVRM0.0またはVRM1.0という規格に基づいており、内部的にはglTFの仕組みをベースにしているものの、表情の切り替えやボーン構造といったVRM独自の拡張情報を含んでいる。この拡張情報がある関係で、VRMファイルは見た目上glTF/glbに近い構造を持ちながらも、そのままglTF/glbビューアで期待通りに読み込めるとは限らない。

そのため、VRoidやVRMで作ったモデルを3D Modelのライブ壁紙で使いたい場合は、glTF/gltf形式へ変換する作業が必要になることがある。よく使われる方法としては、Blenderに「VRM Add-on for Blender」のようなVRM対応アドオンを導入し、VRMファイルを一度インポートしてから、改めて「ファイル」から「エクスポート」を選び、glTF(.glb/.gltf)形式で書き出し直すやり方がある。Blenderを使いたくない場合は、ブラウザ上で完結する変換ツールを使う方法もあり、インストール不要でVRMファイルを選択してエクスポート形式を指定するだけで変換できるサービスも存在する。どちらの方法を選ぶにしても、変換後は表情の切り替えなどVRM特有の機能は失われ、あくまで静的な形状とテクスチャを持つ3Dモデルとして扱われる点は理解しておきたい。3D Modelはそもそも回転させて眺めるための壁紙なので、この点は実用上ほとんど問題にならないはずだ。

ゲーム内アセットや3Dプリント用モデルの場合

ゲーム制作の過程で作った3Dアセットは、BlenderやUnityなどで扱っている時点で既にglTF/glb形式へのエクスポートに対応していることが多く、比較的スムーズに3D Modelへ持ち込める。UnityでVRMを扱う際に使われるUniVRMのようなツールも、内部的にはglTF 2.0をベースにしているため、開発時にglTF/glbとして書き出す選択肢が用意されている場合がある。

一方、3Dプリント用に作られたモデルはSTL形式で保存されていることが多い。STLは形状データのみを持ち、色やテクスチャ、ライティング情報を含まないため、3D Modelでそのまま使うことはできない。この場合は、オンラインの変換ツールなどを使ってSTLからglTFまたはglb形式に変換する作業が必要になる。テクスチャがない分見た目はシンプルになるが、印刷前の試作モデルをデスクトップで眺めながら細部を確認するという使い方もできるだろう。

回転軸・速度・ライティングを好みに合わせる

モデルをアップロードした後は、細かい見え方を自分の好みに調整していける。回転軸を変えれば、モデルの見せたい面を正面に固定したまま別の軸で回すこともできるし、速度を落としてじっくり眺める設定にもできる。ライティングは暖色系から寒色系まで幅があるので、キャラクターモデルなら柔らかい暖色系、メカ系のアセットなら寒色系のクールな光でシャープに見せる、といった使い分けができる。

View 3D Model
グリッド表示とワイヤーフレーム表示を切り替えれば、造形そのものを見せる使い方もできる。

下にうっすらと表示されるグリッドは、モデルが宙に浮いているような印象を和らげ、設置面の感覚を与えてくれる。逆にワイヤーフレーム表示に切り替えると、面や頂点の構造そのものが浮かび上がり、モデリングの構造美を見せたい人には向いている。作業に集中したいときは、装飾的な要素の少ない集中力向けのデスクトップ壁紙の考え方を参考に、回転速度を落として控えめな設定にしておくのも一つの方法だ。

複数モニターでの活用

複数のディスプレイを使っている場合、Gloomiaでは各ディスプレイを独立して設定でき、それぞれ異なる壁紙や一時停止動作を割り当てられる。メインモニターは作業用にシンプルな壁紙にしておき、サブモニターだけに3D Modelを表示して自作アバターを眺めながら作業する、といった構成も可能だ。設定の手順はマルチモニター設定のガイドにまとめてあるので、複数画面環境の人は合わせて確認しておくといい。

Proライセンスと料金について

3D Modelはアカウント登録なしで試せるが、無料で使えるのはStarfield、Planet System、Hue Driftの3つの壁紙のみで、3D Modelを含むそれ以外の壁紙はすべてGloomia Proが必要になる。Gloomia Proは9.99ドルの買い切りでコレクション全体を永久にアンロックできるほか、年額2.99ドルのサブスクリプションという選択肢もある。壁紙単体での購入はできない。購入前に迷っている場合は、/wallpapersのライブラリで透かし入りのライブプレビューを確認できるので、実際に自分のモデルをイメージしながら他の壁紙も含めて雰囲気を見てから決めるといい。ライセンスの有効化方法や返金についてはライセンスの有効化・返金ガイドに詳しくまとめてある。

なお、現時点で3D Modelを含むGloomiaが利用できるのはWindowsのみだ。macOSとLinuxは近日対応予定として発表されているが、まだ利用できない。Proライセンスは、それらのプラットフォームが将来利用可能になった際にはすべてのプラットフォームで有効になる。

ゲームやバッテリー駆動時の挙動

3D Modelを含むGloomiaの壁紙は、ゲームや他のアプリがディスプレイを全画面表示した瞬間に自動的に描画を一時停止する。せっかく作り込んだ自作モデルを眺めながら作業していても、ゲームを起動すればリソースはそちらに回るので安心していい。同様に、ノートPCがバッテリー駆動になった場合も自動的に一時停止するため、バッテリー消費を気にして手動でオフにする必要もない。この挙動があるからこそ、常時回り続けるモデルを気軽にデスクトップの主役として据えておける。

自分の手で作った3Dモデルは、フォルダの中にしまっておくよりも、毎日目にするデスクトップに置いておいたほうが愛着も湧く。VRoidアバターであれば変換の一手間が必要になる場合があるという点だけ踏まえておけば、3D Modelは自作の造形物を飾るための素直な選択肢になるはずだ。

Frequently asked questions

VRoid StudioやVRMで作ったアバターは、そのまま3D Modelにアップロードできますか?

できない場合があります。VRMはglTFをベースにしていますがVRM独自の拡張情報を含むため、Blenderのアドオンやブラウザ完結型の変換ツールなどでglTF(.glb/.gltf)形式に変換し直す必要があることがあります。

VRMをglTF/glbに変換すると、表情の切り替えなどの機能も維持されますか?

いいえ、変換後は静的な形状とテクスチャを持つ3Dモデルとして扱われ、表情の切り替えなどVRM特有の機能は失われます。3D Modelは回転させて眺める壁紙なので、実用上は問題になりにくいです。

3DプリンターでよくあるSTL形式のモデルはどうすればいいですか?

STLは色やテクスチャの情報を持たないため、そのままでは使えません。オンラインの変換ツールなどでglTFまたはglb形式に変換してからアップロードしてください。

3D Modelは無料で使えますか?

いいえ、無料で使えるのはStarfield、Planet System、Hue Driftの3つのみです。3D Modelを含むそれ以外の壁紙にはGloomia Proが必要で、9.99ドルの買い切りまたは年額2.99ドルのサブスクリプションでアンロックできます。

どのOSでGloomiaの3D Modelを使えますか?

現時点ではWindowsのみで利用可能です。macOSとLinuxは近日対応予定として発表されていますが、まだ利用できません。

ゲームをプレイしている間も、アップロードした3Dモデルの壁紙は動き続けますか?

いいえ、ゲームやアプリがディスプレイを全画面表示した瞬間に描画は自動的に一時停止します。ノートPCがバッテリー駆動になった場合も同様に一時停止します。

モデルをアップロードする前に、実際の見た目を確認する方法はありますか?

はい、/wallpapersのライブラリで購入前に透かし入りのライブプレビューを確認できます。

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